対談 上司 × 部下

#02 入社2年目の偉業!新人の挑戦が人気商品を生み出した!執行役員兼部長 西岡 津恵 Ritsue Nishioka 製品企画部メンバー 徳永 香織 Kaori Tokunaga

未経験の新人を、主力事業である製品企画部に大抜擢

製品企画部の仕事を入社1年目に任せることは異例です。沢山の競合製品がある中で、お客さまに選んでいただけるような独自性と魅力のある製品を生み出すのがこの仕事の役割。そのためには、消費者のニーズや、市場のリサーチ、そして成分の知識まで必要です。だから、今までは早くても2年目以降の社員や中途社員が担うことが多かったです。1年目の配属は会社としてもチャレンジでしたが「大抜擢」の理由は自分では何だと思いますか?

先輩には「物怖じしないところが良い」と褒めていただけます。自分でもおとなしくなりすぎず、意見を伝えるように意識して頑張っているつもりですが、そこでしょうか。

そう。企画の仕事には「正解」がありません。だから自分1人で考えるのではなく、さまざまな視点から「アイディアが正しい根拠」を分析する必要があります。それには先輩や別部署の上長に対して物怖じせず、自分の考えを伝え、素直に意見を吸収することができる能力が欠かせません。徳永さんは、その点が近年の新人と比較しても、ずば抜けているように感じます。

「企画を考えたので相談させてください!」とお声がけをすると、みなさん私にはなかった視点で、的確なアドバイスをくださいます。そうすると企画が深まるし、いいものに仕上がっていきます。また、製品企画部は出来上がった製品の魅力を他部署の方々に伝えて、特徴がより伝わる広告制作や、お客様とのコミュニケーション設計まで一緒に行わないといけません。なおさら、みなさんとの意思疎通が必要になります。

その責任感の強さや仕事熱心な部分も、徳永さんの魅力ですね。先輩や上司をランチに誘って、「ダメ出しをしてほしい!」なんて新人、今までにいなかったんじゃないかな(笑)。

上長や先輩方は忙しくなかなかつかまりませんし、自分からお声がけしないといけないと思っています。フラットに意見をいただくためにもランチは狙い目です。忙しい中でもみなさん時間を割いて、優しく指導してくれるので、本当に感謝しています。

いつでも気にせずにどんどん聞いてくれていいですよ。企画には正解がないので「こうすればいい企画になる」という指導はなかなかできません。だからこそ、コミュニケーションを通して「なぜそう考えたのか」を深掘りさせるようなやり取りが重要だと思います。消極的で何を考えているか分からない部下・後輩よりも、前のめりに声をかけてくれる徳永さんぐらいのほうが、きっと先輩たちには頼もしく映っていると思います。

新人の「本気のやる気」が人気商品を生み出した

徳永さんが製品企画部に配属され、約1年半。その間に企画して、実際に製品化されたのは4商品です。これって実は凄いことです。当初はサポートメンバーとしての動きを期待していたのに、あまりに徳永さんが率先して動いてくれるので、1年目だけど思いきって企画を任せてみたら、しっかりやり遂げてくれました。まさか配属から1年半で4商品もの製品化にまでたどり着けるなんて異例中の異例です。よく頑張ってくれました。徳永さんが4商品の中で特に思い入れの強い製品はありますか?

夏の終わりに発売した『タンサンエステシャンプー』です。一般的にシャンプーには配合されない“炭酸”がポイントなんですが、市場調査や、“炭酸”が髪や頭皮にどんな働きをもたらすのか、そしてどんな言葉や写真ならそれがお客さまに伝わるのか、他部署の方々と一緒になって連日アイディアを出し合いました。

あの製品は私も印象に残っています。徳永さんの努力の結晶『タンサンエステシャンプー』は、製品化してすぐに沢山のご注文をいただけましたよね。

はい。多くのお客さまが使ってくださって、喜びの手紙やお電話をいただいたときは、自分の仕事を改めて誇らしく感じました。沢山のアドバイスや、大きなチャンスを与えていただき、本当にありがとうございました。

やる気と実力がある部下には、上司としてはどんどんチャンスを与えていきたいと思っています。これに満足せずに、どんどん提案をし続けてください。今は製品企画部にいるけれど、いずれ他の部署も経験してほしい。吸収率の高いうちに沢山のことを経験しておくと、成長曲線の角度がグンと上がって、30代以降もなお、一線で活躍できます。徳永さんにはそうやって経験をたくさん積んで、将来的には会社を背負える人材に成長してほしいと願っています。

プレッシャーも大きいですが、頑張ります!

若手には“やる気”と“こだわり”を求める。そして上司はそれを応援する

これから先、若手や新入社員に求めるのは、まずは「やる気」があること。そこがすべての原動力になると思います。経験上、執着心をもったこだわりのある人がいいです。何かをマニアックに突き詰めてきた人は、きっとボタンを掛け替えてあげるだけで「お客さまの満足を追求する」という本心的なポイントに執着してくれるはずだと思うので。

私も同意見です。後輩ができるのなら、自分の考えを持った人がいいです。そして、それを進めていくやる気をもった人ですかね。西岡さんのように、そういう後輩を応援してくれる先輩が全部署にもっともっと増えると嬉しいです。

私って、そう思ってもらっているんですね(笑)。

はい。西岡さんは部下にチャンスを与えながら、フォローもしていただける素晴らしい上司です!そして私や部下の言葉を、社長や他の上長に伝わるように翻訳してくれる翻訳家さんでもあります。強い思いがあっても、伝え方が良くないと、誰も納得してくれません。短期間で4つも製品化できたのは、西岡さんが私のアイディアに耳を傾けてくださり、言葉や話す順序を正してくださったおかげです。

翻訳家ですか? でも確かに、強い想いや素晴らしい企画があっても、提案の際に伝え方が良くないと、誰も納得してくれません。「整理された言葉で伝える」という点は、徳永さんもまだまだ学んでいかないといけませんね。私はもうすぐ産休・育休に入りますけど、留守の間、部のことを頼みますよ!徳永さんのこれからの成長にも期待していますから。

はい!任せてください。今日は、ちょっと褒められすぎですね(笑)

この対談は2015年12月に実施しました。部署・役職・年次・仕事内容などは当時のものです。